AO入試・推薦入試の基礎知識

私大入学者の約5割がAO推薦合格者

AO入試、推薦入試は今や主流の方式に

近年、AO入試、推薦入試の合格者が増えています。全私立大入学者のおよそ50%がAO入試・推薦入試の合格者であり、一般入試合格者と肩を並べるほどとなりました。

推薦入試の概要

図書館に立つ高校生推薦入試と一口に言っても、その種類は多彩です。その中でも大きく分けると「公募制推薦」と「指定校推薦」とがあります。「指定校推薦」の場合は、大学側が推薦を認める高校を指名して、その高校から推薦する人数を指定して募集するものです。つまり出願できるかどうかは高校の成績、評価にかかっているということになります。「公募制推薦」の場合は、大学が決めた決めた出願条件を満たし、学校長の推薦があれば、誰でも出願することができる入試です。私大の場合は大体「指定校推薦」と「公募制推薦」の両方を実施しているので、もし「指定校推薦」が取れなくても、「公募制推薦」でチャレンジすることができます。推薦入試の判断基準は、成績と面接、小論文、志望理由書などの人物評価が主で、それにより合否が決定します。

国公立の推薦入試

国立大の場合は、基本的に「公募制推薦です。しかも、出願条件を同自治体学校出身者に限るようなところも多く、私立大よりも出願条件が少し厳しくなっています。また、推薦入試でもセンター試験を課す大学がほとんどで、私立大よりも学力が求められるという推薦入試になっています。

推薦入試の併願は可能か

推薦入試は基本的に専願となります。つまりある大学に推薦入試の出願をすると他大学への出願ができません。私大の「公募制推薦」の場合、併願を認める大学もありますが、その場合は2校とも併願可の大学でないと併願出願はできません。
(正確に言うと合格をすると入学を辞退することができません。辞退をすると、「指定校推薦」の枠は取り消され、「公募制推薦」でもその出身校の後輩は今後その大学に推薦入試での出願はできないか、合格をすることができません。)
推薦入試の併願はできませんが、推薦入試と一般入試の併願は可能です。つまり、推薦入試で不合格であっても、一般入試で再チャレンジすることは可能です。

AO入試も急増

AO入試は、学校長の推薦が不要で、推薦入試よりも、より人物を評価する傾向が強くなっています。人物の何を評価するかというと、志望大学、学部、学科に対しての適性意欲などです。今までは学校の成績は不問で、基本的に学力を問わないAO入試が主流でしたが、最近は、社会的背景を元にした文科省による方針、要請もあり、学力を問うようなAO入試も増加しています。ちなみに国公立大学のAO入試は基本的にセンター試験を課します。また、AO入試はその性質上、専願が基本です。

 

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